長間村(近世)
江戸期〜明治30年の村名｡美濃国中島郡のうち｡慶長14年検地｡支配･村高は｢慶長郷牒｣では平岡頼勝知行地102石余･近藤政成知行地702石余,｢正保郷帳｣では幕府領555石余(84石は千束【せんぞく】新田分)･尾張藩領22石余･平岡石見知行地102石余,｢天保郷帳｣495石余,｢旧高旧領｣では幕府領473石余･尾張藩領22石余｡桑原輪中のうち(徳川治水記)｡文化7年の村明細帳では,戸数106･人口597,馬12頭｡笠松役所へ2里半｡農間稼ぎに男は農具･縄むしろ等仕立て,女は木綿を織る｡鎮守は神明神社,寺院に真宗東派誓安寺･願信寺,浄土宗報恩寺がある｡明治2年の村明細帳の戸数160･人口765｡同4年岐阜県に所属｡同22年7月千束新田を併合｡同24年の濃尾地震の被害は全壊192戸･半壊10戸(震災誌附1)｡同30年羽島郡上中島村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7345711
最終更新日:2009-03-01