ケータイ辞書JLogosロゴ 中山村(近世)


岐阜県>春日村

 江戸期〜明治22年の村名。美濃国池田郡のうち。大垣藩領。はじめ西山村のうち,寛永年間以降独立村となる。村高は「正保郷帳」26石余,「元禄郷帳」106石余,「天保郷帳」321石余,「旧高旧領」26石余,明治5年の村差出帳321石余。「正保郷帳」によれば,村高のうち畑方22石余・山年貢3石余・紙桑木高4斗余,また小物成に綿1貫余・ひそ木358本・入木662束半がある。戸口は元禄13年66戸・358人,明和元年40戸・183人,寛政8年42戸・199人,明治5年40戸・193人。瑞岩寺村・池戸村の方より当村を経て近江春照宿へ出る道があり,中山越と称された(新撰美濃志)。産物に真綿・茶・炭・もぐさ・漬わらびなどがある。明和元年の西山筋村々明細帳によれば,当村に2口の茶炭竈があった。明治4年岐阜県に所属。同8年谷合【たにあい】村の一部となるが,同15年再び分村,旧に復した。同22年春日村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7345729
最終更新日:2009-03-01




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