ケータイ辞書JLogosロゴ 西庄村(近世)


岐阜県>岐阜市

 江戸期〜明治30年の村名。厚見郡のうち。加納藩領。村高は「慶長郷牒」1,513石余,「正保郷帳」1,563石余,元禄4年以降枝村の爪が分村したことにより「天保郷帳」「旧高旧領」では1,349石余。寺に浄土宗西山派亀甲山立政寺がある。同寺は文和3年の勅願で智通和尚の開基,境内に開山の桜の指木があることから俗称して桜の寺という。同寺朱印地50石。慶長5年関ケ原の戦の際は,同寺より東照宮へ大柿が献じられている。明治4年岐阜県に所属。同14年の戸数153・人口749。同20年東海道線が加納〜大垣間で開通し,当村の南を走る。立政寺境内の「永田碑」によれば,特産のハス作りは,明治4年永田富五郎が始め,明治期後半に盛んとなり米収入の2倍にもなったという。また近世末期より,岐阜縮緬を産する。同24年の濃尾地震では総人口845のうち死傷者59,総戸数168のうち全壊165・半壊3(震災誌附1)。同30年稲葉郡市橋村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7345886
最終更新日:2009-03-01




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