ケータイ辞書JLogosロゴ 深萱荘(古代)


岐阜県>坂祝町

 平安末期〜室町期に見える荘園名。美濃国加茂郡のうち。長講堂領。「兵範記」保元2年3月29日条所引太政官符案に故藤原頼長領として「美濃国壱処 深萱庄」とあるのが初見で,保元の乱により没官されて,のち長講堂領となる。鎌倉期に領家職は富小路中納言家に伝わり,文和2年後光厳法皇は「みのゝふかゝや」などを三位局(藤原実教女か)に与えた(伏見宮記録)。下って応永14年3月日付長講堂領目録写によると,当荘の年貢絹25尺は二季供衆にあてられ,領家は広橋兼宣であった(集)。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7346388
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ