ケータイ辞書JLogosロゴ 三井村(近世)


岐阜県>各務原市

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国各務郡のうち。旗本新加納坪内氏知行地。ただし,元禄3年同氏分家支配となる。村高は,「慶長郷牒」「正保郷帳」525石余,「天保郷帳」557石余,「旧高旧領」525石余。農間に女は綿織物を生産。鎮守は御井神社。寺院に臨済宗妙心寺派の応通寺と薬師寺がある。村落の東にある三井山には天文年間に三井弥市郎が築き,天文16年織田信秀の軍の攻撃にあって陷落した三井城の址がある。御井神社は往時三井山頂にあったが,三井城を築く折現在地に移されたと伝える(各務原市の歴史)。明治2年の村明細帳では戸数81・人口361。同4年岐阜県に所属。同24年の濃尾地震では全戸数103,うち全壊7・半壊96(震災誌附1)。同30年稲葉郡更木【さらき】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7346843
最終更新日:2009-03-01




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