ケータイ辞書JLogosロゴ 井伊谷村(近世)


静岡県>引佐町

 江戸期〜明治22年の村名。引佐郡のうち。旗本井伊谷近藤氏領。村高は,「元禄高帳」667石余,「天保郷帳」932石余,「旧高旧領」893石余。寺社に臨済宗竜潭寺・同宗明円寺・同宗西楽寺・同宗光善庵・二之宮・井大明神がある。竜潭寺は井伊氏の菩提所で朱印領39石余を有する。「遠淡海地志」によれば,町屋があり,井伊肥後守直親の古城墟がある。「風土記伝」では産物に茶・楮・柿・紙・木綿布がある。明和6年に本坂通気賀宿の助郷役を人足15人で勤めた(国立史料館所蔵気賀宿文書)。文久元年からは浜松宿の代助郷村となる。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県,浜松県を経て同9年再び静岡県に所属。明治6年当村と花平村の児童を対象とした金指学校井伊谷分校が設立。同7年円通寺を校舎とする井伊谷学校となる(静岡県引佐郡誌)。明治9年東牧村・南神宮寺村・北神宮寺村を合併。明治22年井伊谷村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7347711
最終更新日:2009-03-01




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