ケータイ辞書JLogosロゴ 伊東荘(中世)


静岡県>伊東市

 鎌倉期から見える荘園名。伊豆国のうち。所属郡は未詳。弘安元年10月7日の波木井宛の日蓮書状に「伊豆国伊東庄」とあるのが初見で,日蓮は弘長元年5月13日に当荘に配流され,伊東八郎左衛門尉の監視の下で3年間を過ごしたことがわかる(日蓮聖人遺文/鎌遺14715)。下って永享6年12月29日の中原師貞打渡状には「伊豆国伊東庄内除鎌田・貝立両村中田地九町三段,同庄源田・徳長・犬田・泉・新居・河名・小河・広野・岡村以下田畠山野等」と見え,鎌田・貝立両村を除く,長尾左衛門尉に押領された荘内9か村の田畠山野が万寿寺雑掌に打ち渡されている(円覚寺文書/神奈川県史資料編3)。上記の11か村が当荘域に含まれていたことは明らかだが,日蓮書状では配流先を伊東荘とも伊東郷とも記しているので,荘・郷ともほぼ同一地域を指すものと考えられる(日蓮聖人遺文/鎌遺11905・14715)。11か村のうちの鎌田・新居・河名は現在の伊東市大字鎌田・新井・川名に,徳長は現在の中伊豆町大字徳永にあたるので荘域は伊東市北部を中心に中伊豆町にかけての地域に比定される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7347947
最終更新日:2009-03-01




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