ケータイ辞書JLogosロゴ 神沢村(近世)


静岡県>蒲原町

 江戸期〜明治22年の村名。庵原郡のうち。幕府領。村高は,慶長14年79石余,「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに80石余。天和3年の塩畑検地帳によれば,塩畑所有者は51人。元禄7年由比宿の加宿となる。沖あぐりまか網という新しい漁法の禁止をめぐって,富士郡・駿東郡下の45か村と,庵原郡の当村ほか8か村が争い,安政4年8月寺社奉行に出訴した。しかし同年10月には双方が願いを取り下げている。産物は食塩・桃・蜜柑・煙草(巡村記)。農間余業として男女ともに塩焼き・薪取り,漁猟を行った(東海道宿村大概帳)。寺社は臨済宗法宝寺・八幡宮・大統権現など。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県に所属。明治22年蒲原町の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7349433
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ