ケータイ辞書JLogosロゴ 古見村(近世)


静岡県>湖西市

 江戸期〜明治22年の村名。敷知【ふち】郡のうち。元禄11年から旗本松平氏領。村高は,「元禄高帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに465石余。「遠淡海地志」では戸数70,寺社に日蓮宗本寿寺・八幡社がある。小地名には大力【だいちから】・小山田・石仏・南釜口・北釜口・広谷・茶屋松・西側・岡谷・藤馬谷【とうまかき】・北ノ谷・合戸【ごうど】が見える。茶屋松は,徳川家康が遠州に入国した時に立ち寄ったところで,御茶屋路が通る。産物は土殷・薛子。天保12年「旗本松平氏領村々手留」によれば,高452石余・反別40町余で,うち田方380石余・33町余,畑方55石余・5町余,新田14石余・5町余,荏高2石余。ほかに文政4年からの見取田4反余がある。家数65・人数361。東海道新居宿の定助郷と新居関所の火消役を勤める。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県,浜松県を経て同9年再び静岡県に所属。明治初期から清酒醸造業が始まる。明治10年の戸数74・人口428(湖西近代百年史年表)。明治22年吉津村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7350025
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ