堂脇(中世)
戦国期に見える地名｡遠江【とおとうみ】国佐野【さや】郡のうち｡天文6年6月9日の今川義元寺領安堵判物(長松院文書/県史料4)に｢遠江国佐野郡牛岡郷内長松院分……并棟別事,門前奥野村仁藤内堂脇｣とあるのが初見｡長松院が当地の棟別銭免除を安堵されている｡その後,寺奉行の賀茂右京亮が長松院に横暴を加えたため,天文11年12月8日今川義元が長松院に判物を発給し,その横暴をとどめ寺領のうち奥野と堂脇にある増分4石3斗余,代方7貫500余を上納するように命じている(同前)｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7351449
最終更新日:2009-03-01