ケータイ辞書JLogosロゴ 有松村(近世)


愛知県>稲沢市

 江戸期〜明治8年の村名。中島郡のうち。尾張藩領。清洲代官所支配。東西3町32間・南北2町1間の小村。村高は,「寛文郷帳」「天保郷帳」ともに104石余,「旧高旧領」144石余。「寛文覚書」によれば,本田の概高143石余,田3町余・畑6町余,ほかに概高5斗余の新田,家数11・人数70,馬4。「徇行記」によれば,すべて給知で若林権之丞ら給人2,家数35・人数154,美濃路清洲宿の助郷村。特産物に大根があった。神社は神明社。また八面ノ杜があり,むかし八頭の鬼が住み人びとを悩ましていたが,ある時愛智御曹司という人物が鬼と双六の勝負をして打ち負かしてのちは,鬼の力がつき,かえって人を哀れむ神となったという(尾張志・尾張名所図会)。明治8年高重村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7354264
最終更新日:2009-03-01




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