井内村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡碧海郡のうち｡和田12郷の1つ｡岡崎藩領｡村高は,｢寛永高附｣392石余,慶安2年検地高479石余(旧岡崎市史),寛文4年｢岡崎郷領内在々之名｣492石余,｢元禄郷帳｣399石余,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ともに493石余｡慶安2年の田197石余･15町余,畑282石余･24町余｡｢岡崎藩万書上｣では,寛政元年の人数275,馬3｡｢三州岡崎管内記｣によれば,山方手永に属し,享和年間の収納定俵614俵余,上納竹小竹10束｡東海道岡崎宿の助郷村で,勤高399石｡万延元年の御用達名前記には,藩御用達商人地廻帯刀として羽根田助右衛門･鈴木治兵衛が見える｡寺社は,日蓮宗法仙坊･薬師堂･舟宮神明宮･毘沙門天王社･社口社･正八幡宮｡明治15年の戸数55･人口255,耕宅地46町余･山林原野5反余(岡崎市史)｡同22年糟海【かすみ】村の大字となる｡
解説文を自分にﾒｰﾙ![]()
ﾒｱﾄﾞ:Milana@docomo.ne.jp
![]()
(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7354590
最終更新日:2009-03-01