稲熊村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡額田郡のうち｡寛永9年刈谷藩領,慶安2年幕府領,延宝9年志摩鳥羽藩領,享保10年幕府領,天明5年岡崎藩と幕府の相給,天保5年からは岡崎藩と西尾藩の相給｡村高は,｢寛永高附｣｢元禄郷帳｣ともに399石余,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ともに416石余｡｢岡崎藩万書上｣では,寛政元年の岡崎藩領の人数188,馬1｡｢三州岡崎管内記｣によれば,岡崎藩領は額田手永に属し,享和年間の収納定俵142俵余｡寺社は,真宗大谷派法専寺･稲前神社｡明治15年の戸数55･人口242,耕宅地60町余･山林72町余(岡崎市史)｡同22年乙見村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7354602
最終更新日:2009-03-01