ケータイ辞書JLogosロゴ 今井村(近世)


愛知県>犬山市

 江戸期〜明治22年の村名。尾張国丹羽郡のうち。はじめ尾張藩領,明治元年からは犬山藩領。小牧代官所支配。村高は,「寛文郷帳」「天保郷帳」ともに532石余,「旧高旧領」612石余。「徇行記」によれば,すべてが成瀬隼人正給知で,元高532石余・概高502石余,反別は田38町余・畑4町余,家数204・人数757,馬25。「延喜式」神名帳に見える丹羽郡宅美神社は,天正年間現在地の山下へ移り,明暦2年菅原道真を合祀して天神社となり,明治23年石作神社と改称した。宝物に今井焼の狛犬一対がある。境内には江戸末期作の回り舞台付き芝居小屋があった。今井焼は,元禄年間奥村伝三郎が創業して陶器を焼いたが,後継者を欠き安永10年廃絶した。地内宮が洞に窯跡が現存する。寺は慶長7年創建の光陽寺。明治12年今井学校が開設された。同22年今井村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7354715
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ