ケータイ辞書JLogosロゴ 江比間村(近世)


愛知県>渥美町

 江戸期〜明治22年の村名。三河国渥美郡のうち。はじめ幕府領,天和元年志摩鳥羽藩領,享保11年幕府領,安永元年遠江相良藩領,天明2年上総大多喜藩領を経て,天明5年からは旗本諏訪氏知行。村高は,「寛永高附」399石余,「元禄郷帳」537石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに581石余。宝暦11年の村差出帳によると,家数212・人数940,馬21・牛38。家数・人数は,天保9年199・825,明治2年203・809。宝暦11年と天明6年の村差出帳に「男作間ニ莚縄仕候」「女作間ニ木綿,磯かせぎ仕候」とある。桶屋1・紺屋3があった。また,いさば船3があった。元治元年村の差配で,回り舞台の備えられた常小屋が新設され,毎年のように田舎歌舞伎が上演された。鎮守の住吉神社は,明暦3年の創建。天台宗円寿院から万治3年に改宗改号した浄土真宗南岑寺は,俳人南彦左衛門杜国の菩提寺。また,永享11年創建と伝えられる曹洞宗成道寺がある。明治22年泉村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7355101
最終更新日:2009-03-01




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