ケータイ辞書JLogosロゴ 大屋敷(中世)


愛知県>大口町

 戦国期に見える地名。尾張国丹羽郡のうち。天文12年6月16日付戒蔵坊厳良起請文に「おや敷」を含む7か村が「尾州石枕戒蔵坊代々白山先達所」として記され,当地に白山信仰が広がっていたことが知られる(経聞坊文書/岐阜県史史料編古代中世1)。「信雄分限帳」によると「一,参百五拾貫文 大屋敷相違源五殿なハ 二宮与三右衛門」「一,参百五拾貫 尾 大やしき 佐橋弥右衛門」とあり,天正年間には織田信雄の家臣二宮与三右衛門と佐橋弥右衛門の知行地であった。そのうち,二宮氏知行分は,天正12年の小牧・長久手の戦で羽柴秀吉方に占領されたらしく,不知行に陥っている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7355449
最終更新日:2009-03-01




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