ケータイ辞書JLogosロゴ 形原村(近代)


愛知県>蒲郡市

 明治22年〜大正13年の宝飯郡の自治体名。一色・金平・形原の3か村が合併して成立。旧村名を継承した3大字を編成。明治22年の面積386町余,うち田102町余・畑126町余・宅地38町余・山林117町・原野1町余など。明治24年の戸数773,男2,117・女2,180,学校1。農業を中心とし,漁業も行われた。同29年には揚操船18隻・打瀬船72隻があり,漁獲物の90%は鰯であった。同32年に丸二魚市場を開業,同36年には形原共立渡船会社・漁業組合を創立し古城港の防波堤を増築。特産であるロープは麻綱横踏式紡機が明治32年に村内で考案され,同38年頃は村内に麻糸工場が20存在し,同40年に麻糸製造が家内工業・副業として拡大された。大正3年頃からはマニラ麻を原料とするようになった。明治38年に郵便事務取扱所を開設し,大正2年には電話交換業務も開始した。大正10年の職業別戸数は商業291・工業188・漁業200・農業510・その他137。大正13年町制施行。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7355931
最終更新日:2009-03-01




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