ケータイ辞書JLogosロゴ 金森(中世)


愛知県>稲沢市

 南北朝期から見える地名。尾張国中島郡のうち。貞和5年8月7日の荒尾宗顕寄進状案に,報恩寺へ寄進された「一所伍段」の四至に「限南金森領」と見える。文和2年10月の妙興寺領坪付注文によれば,中島長利寄進分として当地に4反小の妙興寺領があった。永和3年の妙興寺領年貢注文に「四反小 二貫六百文 金森」とあり,文安4年8月25日の妙興寺領坪付注文にも当地が見え,南北朝期から室町期にかけて当地には妙興寺領があった(妙興寺文書/一宮市史資料編5)。下って,天正18年9月14日の田中吉政書状に「一,金森之郷内を以,四拾四貫六百四拾文」と見え,杉浦久三郎に当知行分として安堵されている(杉浦三郎兵衛氏所蔵文書/稲沢市史資料編7)。江戸期は平村に含まれる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7355983
最終更新日:2009-03-01




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