ケータイ辞書JLogosロゴ 木全荘(中世)


愛知県>稲沢市

 南北朝期に見える荘園名。尾張国中島郡のうち。永和2年妙興寺末寺円光寺天瑞塔領注文に同寺領田の所在地として「木全庄」「同庄灰郷村」「同庄灰郷御堂南」の地名が見える(妙興寺文書/稲沢市史資料編7)。近世の木全村に庄前・庄,西隣の石橋村に庄の小字名が見られるが当荘と関係あるか。正和5年11月熱田社領別納等注文案には「木全別納」と見える(楓軒文書纂中)。戦国期の「信雄分限帳」には「木また」とあり,天正13年頃には織田信雄の家臣赤林甚右衛門の知行地があった。天正18年2月信雄が小田原攻めのために萩原渡〜清須間の支線道路築造を命じた際に,「木全・石橋」での工事が桜木と横地に割り当てられた(酒井家文書/稲沢市史資料編7)。また,文明16年11月1日の如光弟子帳によれば,「木全」に三河上宮寺末寺専称坊の末道場が1か所,同19年上宮寺末寺帳には「きまた村」に正福寺の末寺があったとされるが,これは現在の稲沢市木全町西勝寺のこと(上宮寺文書/同前)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7356590
最終更新日:2009-03-01




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