ケータイ辞書JLogosロゴ 熊代村(近世)


愛知県>一宮市

 江戸期〜明治11年の村名。丹羽郡のうち。尾張藩領。小牧代官所支配。村高は,「寛文郷帳」「天保郷帳」ともに206石余,「旧高旧領」244石余。「寛文覚書」によれば,本田の概高190石余,寛文5年検地の巳改新田高42石余,田3町余・畑24町余,ほかに概高8斗余の古川新田と高3石余の巳之改新田,家数31・人数140,馬10,用水は般若井筋下奈良村より枝井懸りとある。「徇行記」によれば,熊沢又八ら7人の給知高合計189石余,蔵入地は47石余,戸数41・人数167,馬3,村は本郷・新田と2区に分かれ,土地の8割程は砂地で畑が多く半分は茶・桑を植え,養蚕を行い糸真綿を売り出していたという。寺院は真宗大谷派瑞仁寺(もと天台宗法光坊,勝栗村削栗神社の社僧五坊野5か寺の1つであったが嘉禎元年改宗)。神社は加茂明神社(現神明加茂社)。明治11年加茂村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7356742
最終更新日:2009-03-01




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