ケータイ辞書JLogosロゴ 桑谷(中世)


愛知県>岡崎市

 戦国期に見える地名。三河国額田【ぬかた】郡のうち。永禄6年6月の清水伝一郎宛松平元康判物写に清水権之助の遺跡として同人に譲られた跡職分の「桑谷五拾貫文」など150貫文と岡崎の居屋敷1か所を宛行うとある(譜牒余録/岡崎市史6)。伝一(市)郎は能見松平昌利のことで,当時清水を称していた。これ以前にも桑谷には「鍬谷孫三郎」なる長沢松平一族と思われる人物がいたことが確かめられる(三川古文書天文15年12月22日付鍬谷孫三郎田地売券写/同前)。家康の異母妙琳尼とその子松平忠政が桑谷で250貫文を松平広忠から与えられたといい,天文18年に亡くなった広忠の位牌所という広忠寺がある。広忠寺の初代住職は忠政の弟の新である。ただし,忠政・新を家康の異母弟とするのは疑問が多い。家康が永禄6年11月に「桑ケ谷村広忠寺門前門内」に五か条の禁制を下し,同年12月18日に同寺へ田畑を寄進した文書があるが(広忠寺文書/同前),偽文書とみられる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7356818
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ