ケータイ辞書JLogosロゴ 坂部村(近世)


愛知県>阿久比町

 江戸期〜明治11年の村名。知多郡のうち。尾張藩領。鳴海代官所支配。村高は,「寛文郷帳」「天保郷帳」ともに350石余,「旧高旧領」443石余。「寛文覚書」によれば,概高425石余,反別は田25町余・畑4町余,家数32・人数208,牛馬11。「徇行記」によれば,全村蔵入地,戸数77・人数336,馬8,田は阿久比川沿いの低地に多いが,排水が悪く作柄もよくなく,黒鍬稼ぎや酒造の杜氏に出る者も多かった。氏神の八幡神社は多くの境内社を持つ。久松家歴代の菩提寺である曹洞宗洞雲院は,家康の生母於大の墓で名高い。縁起によると菅原道真の孫雅規(英比麿)の開創という。また,山之神社,行者堂がある。明治11年阿久比村の一部となる。現在の阿久比町卯坂の一部にあたる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7357345
最終更新日:2009-03-01




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