ケータイ辞書JLogosロゴ 重元郷(中世)


愛知県>稲沢市

 戦国期に見える郷名。尾張国中島郡のうち。天文18年11月28日織田信秀が祖父江五郎右衛門を「茂本方」などの代官に任命しており織田家直轄地であった。天正3年正月24日織田信長は同人らに木曽川分流(現日光川)の道根・横野堤(萩原古川堤)の修築を命じ,「重元」など11郷に行わせている(氷室家文書/稲沢市史資料編7)。同11年10月29日には織田信雄が杉浦五左衛門重勝・池山四郎左衛門を奉行として「重本」ほか中島郡内15郷に堤築造を命じた(杉浦家文書/同前)。「信雄分限帳」には「しけもと」と見え,同13年頃は信雄の家臣赤林甚右衛門の知行地であったが,同14年7月21日には「しけもとの郷」137貫余が同家臣若山与三に宛行われている(張州雑志)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7357527
最終更新日:2009-03-01




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