ケータイ辞書JLogosロゴ 島宮村(近世)


愛知県>江南市

 江戸期〜明治22年の村名。尾張国丹羽郡のうち。尾張藩領。小牧代官所支配。村高は,「寛文郷帳」「天保郷帳」ともに236石余,「旧高旧領」244石余。「寛文覚書」によれば,本田は概高40石余,反別は畑4町余,家数13・人数62,馬3,ほかに妙興寺領200石があり,その反別は畑26町余,家数47・人数263,馬4,またほかに見取新田1反余もあった。竹細工が盛んで,特に竹笊を名物とした。「徇行記」によれば,笊は名古屋のほか遠江・三河・西美濃・北伊勢にまで売り出していた。養蚕も行われ,細牛蒡・荏胡麻・大豆・木綿なども作っていた。寺社には真宗大谷派浄恩寺と八剣大明神があった。「徇行記」によれば,織田遠江の知行地と妙興寺領からなる。将軍上洛・朝鮮通信使の通行に際しては人馬役を負担。村の広さは東西4町・南北8町ほどで,中央部を東西に巡見街道が走る。明治22年豊原村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7357643
最終更新日:2009-03-01




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