高木(中世)
戦国期に見える地名。三河国碧海郡のうち。天文15年11月9日付花井守世下地寄進状(妙源寺文書/岡崎市史6)に「大岡高木守護領道場之事」,永禄7年6月日付松平家康判物写(譜牒余録/同前)には「大岡守護領之内高木名,任前々無異儀出置候」とある。高木名とは尾張緒川衆の一員で,水野信元に属していた高木氏の名田。永禄6年の一向一揆の際,高木主水助清秀が家康側にたって勇戦した功により,家康はその名田を安堵した。この名田は,もと大岡郷の一部であったが,のちに分村したといわれる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7358426
最終更新日:2009-03-01