ケータイ辞書JLogosロゴ 中久名村(近世)


愛知県>豊根村

江戸期〜明治11年の村名はじめ三河国加茂郡,江戸前期からは設楽【したら】郡のうち大入川流域の山間地に位置する地名の由来は,当地方では焼畑農耕の場合1年目を「黒焼き」,2年目を「返し」,3年目以降は何年作っても「クナ」といい,山すその緩やかな斜面はクナを繰り返しているうちに自然に畑となったもので,上のクナ・中のクナ・下のクナなどといった呼び方から生じたものと思われる幕府領村高は,「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに90石余当村と小造村・溝淵村の地は互いに複雑に入り組んでおり,当地方特有の典型的な入混り村である名主熊谷家は,初代義親応永6年死去と伝える位牌を持つ中世以来の旧家で,屋号を「ナカクナ」という同家の東隣に津島神社があり,第2次大戦前は郷社の社格だったまた曹洞宗仁親寺があり,文明年間の創建と伝え,当初は熊谷氏の檀那寺として創建したものという明治11年北設楽郡に所属同年下黒川村の一部となる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7359357
最終更新日:2009-03-01




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