ケータイ辞書JLogosロゴ 奈根村(近世)


愛知県>東栄町

 江戸期〜明治22年の村名。三河国設楽【したら】郡のうち。江戸初期に三ツ瀬村を分村。また,延宝年間の検地施行前は川角村に属していた小田集落が検地後に当村に編入された(小田天王神社棟札)。はじめ幕府領,明治2年からは重原藩領。村高は,「寛永高附」190石余,「元禄郷帳」244石余,「天保郷帳」248石余,「旧高旧領」249石余。安永3年の家数132・人数621,江戸末期の家数127・人数736。応永2年開山の真言宗洞源寺は天正3年曹洞宗に改宗し長泉院と改称したという。また,天文年間創建という長峰神社,慶長13年創建という八幡神社,元久元年創建という若宮八幡神社などがある。畑作が主で,産物は麦・粟・稗・豆類・楮・串柿。串柿は当地周辺随一の大産地であった。道路は南北を別所街道,東西を秋葉街道が通る。国重要無形民俗文化財の花祭りが伝わる。明治11年北設楽郡に所属。同22年三輪村・本郷村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7359660
最終更新日:2009-03-01




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