ケータイ辞書JLogosロゴ 八町村(中世)


愛知県>岡崎市

 戦国期に見える村名。三河国額田【ぬかた】郡のうち。天正17年12月22日の小栗吉忠黒印状は「八町舟越百姓」の給分7貫文=14俵を「八町村」で認めている(旧岡崎市史8)。東海道の矢作川渡船を確保する目的であろう。矢作川左岸の自然堤防上にあり,中世の東海道矢作東宿として繁栄した場所と推定される。江戸期に岡崎城下町の有力商人となる国分・浜島・畔柳・服部・磯谷・小林・岡本らの家はもと八町に居住していたという伝えがあり,八町はかなり都市的な地であった。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7360306
最終更新日:2009-03-01




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