ケータイ辞書JLogosロゴ 本郷(中世)


愛知県>岡崎市

 戦国期に見える郷名。三河国碧海郡碧海荘のうち。「家忠日記」天正14年5月10日条に「本郷迄越候」とあり,徳川家康がめとることになった豊臣秀吉の妹旭姫一行を街道途中の本郷まで松平家忠が迎えに出ている。同17年10月27日阿部正次の奉じた家康の七か条定書が「三川本郷蓮華寺宛」に出ている(参州岡崎領古文書/岡崎市史6)。なお,天正15年正月20日の重代記録に「碧海庄之本之郷故,本江(郷)村ト云」とあり,西本郷村・川原本郷村の名も見え,本郷はすでに3つに分かれていたか。江戸期の西本郷村・東本郷村・同東分(川原本郷村)に相当する。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7361148
最終更新日:2009-03-01




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