ケータイ辞書JLogosロゴ 前原新田村(近世)


愛知県>犬山市

 江戸期〜明治11年の村名。尾張国丹羽郡のうち。はじめ尾張藩領,明治元年からは犬山藩領。小牧代官所支配。寛永年間の入鹿池築造に際し,入鹿村48戸のうち24戸が,引料に米24石を与えられて当地へ移住,開発により成立した(徇行記など)。「天保郷帳」には無高とあるが,「旧高旧領」で村高512石余。「徇行記」によれば,寛文元年替地として成瀬隼人正へ渡され,反別は田10町余・畑3町余,家数100・人数485,馬15。善師野街道(木曽街道)道普請人足を負担。神社は天道宮・神明社があり,現在は合祀されて天道宮神明社と称する。同社の入母屋造りの楼門は県文化財。寺は永正5年創建の臨済宗福昌寺。ほかに行基開基と伝える天台宗白雲寺があったが,明治3年廃寺。なお,これら社寺ももと入鹿村にあり,移住に伴って移ってきた。明治6年不二見学校設立。同11年前原村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7361230
最終更新日:2009-03-01




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