ケータイ辞書JLogosロゴ 前飛保村(近世)


愛知県>江南市

 江戸期〜明治22年の村名。葉栗郡のうち。尾張藩領。北方代官所支配。村高は,「寛文郷帳」231石余,「天保郷帳」233石余,「旧高旧領」256石余。「寛文覚書」によれば,曼陀羅寺領元高231石,反別は畑42町余,ほかに曼陀羅寺付畑方9町余,松林4町余があり,家数63・人数424,馬16,木曽川堤修理の籠作り人足と生田橋架替え手伝い人足を出す。天保年間の村絵図では,曼陀羅寺寺領231石のほか,蔵入未新田2石余,蔵入古川新田22石余がある。曼陀羅寺のほかに,貞応2年天台宗寺院として創立された真宗大谷派上宮寺がある。神社には白山・神明の2社があったが,現在は合祀されて白山社1社。名産飛保茶を産し,養蚕も盛んだった。明治10年前飛保学校が開校したが,のち飛保尋常小学校に統合。同22年飛保村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7361234
最終更新日:2009-03-01




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