ケータイ辞書JLogosロゴ 御母板倉御厨(中世)


愛知県>尾西市

鎌倉期に見える御厨名尾張国中島郡のうち伊勢二宮領七条院領建久3年8月日付二所太神宮神領注進状写に「御母板倉御厨〈二〉」とあり,大中臣宣実が給主であった嘉承3年より前に成立した往古神領であったが,国司に収公され供祭上分は納入されていないという(神宮雑書/鎌遺614)「神鳳鈔」には「〈二宮〉御母板倉御厨〈五十丁〉」とある外宮神領注進状写によれば神宮に納入する上分籾5石,そのうち給主得分は2石,料田は2町とある(外宮神領目録/続々群1)元亨年間の室町院領目録には七条院領のうちとして「同国御母板倉御厨」が記され,後宇多院に相伝されている(八代恒治氏所蔵文書/鎌遺21307)なお,年未詳の弁官書下に「二所太神⊏⊐領尾張国神戸内御母板□両里」とあるのも当御厨を指す(壬生家文書9)比定地は御裳神社が鎮座する近世の板倉村,現在の尾西市三条辺り
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7361566
最終更新日:2009-03-01




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