ケータイ辞書JLogosロゴ 山口郷(古代)


愛知県>瀬戸市

 奈良期〜平安期に見える郷名。「和名抄」尾張国山田郡十郷の1つ。「和名抄」諸本に訓は付されていない。当郷が猿投山西麓の瀬戸市山口一帯に立地することは,諸説の一致して説くところである。同地域には条里地割の残存が指摘されており,周辺では最も古いとされる平安期の窯跡も発見されている。年未詳の平城宮出土木簡に「山田郡山口郷⊏」「米五斗」と見える(平城宮木簡2)。この木簡は,同種の多くの木簡とともに造酒司跡と推定されている奈良前期の溝から検出されたものであり,同木簡に記された5斗の米も造酒に用いられたと思われる。「塵袋」2に引く「尾張国風土記」逸文と目される史料に「尾張国山田郡山口郷ノ内ニ有張田邑」と見えるが,「張田邑」については未詳(古典大系)。また,「延喜式」神名帳には「小口神社」の名が見え,「尾張国内神名牒」には「山口天神」,「県史」は小口神社は山口神社の錯簡とする。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7362011
最終更新日:2009-03-01




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