ケータイ辞書JLogosロゴ 与坂町(近世)


愛知県>犬山市

 江戸期の町名。余坂町とも書く。町を略して呼ばれることが多い。犬山城下廻りの1つ。高320石余(雑話犬山旧事記)。もとは町方魚屋町に属す地で,その頃は余坂木戸外は野畑であった(犬山里語記)。木戸の余りの坂の意から町名がついたという。大手門より札の辻を経て新町・魚屋町に続く街道筋で,善師野村に至る東路の一部にあたる。寺内町にある真宗大谷派本竜寺は,永正11年頃には西蔵坊と称し,余坂にあった。中世に田中の森にあった式内社稲木神社は,天正年間頃天満宮を合祀して,明和4年当地へ移転。同社裏には小島一族の里があり,造酒和泉屋も同地出身。通称小島町と呼ばれる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7362168
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ