ケータイ辞書JLogosロゴ 赤坂(中世)


三重県>津市

鎌倉期に見える地名伊勢国安濃【あの】郡のうち伊勢神宮の常供田が所在した正治3年の貞継書状案(光明寺古文書/鎌遺1184)に「安東郡御常供田内赤坂」と見え,「安東郡専当沙汰文」(群書22)には本田の項に「新加,半,赤坂」と見え,新加本田「半」の神宮への負担は籾7斗5升,大餅15枚,小餅15枚であった正中3年に外宮権禰宜度会彦光と度会能光が当地の「丁部職」をめぐって相論しているが,当地はもとは彦光の先祖の治田であったという(光明寺古文書)比定地は,江戸期の寛政10年の神田記(津市納所町神宮寺所蔵)の納所村の項に「あか坂」と見えるので津市納所町と思われるが,現在小字名・通称名に赤坂はないしかし,納所町近くの河辺町・分部・片田志袋町に小字赤坂があり,納所町周辺地域のうちと思われるが未詳
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7362411
最終更新日:2009-03-01




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