ケータイ辞書JLogosロゴ 阿漕町(近世〜


三重県>津市

 江戸期〜現在の町名。江戸期は津城下町の1町。町人地。ただし,地籍上は安濃郡津興村に属する。津城下に接して次第に町場化したため,行政上は津城下の1町として扱われた。宝暦元年の津城下町名書上にも当町の名が見え,各種の町役や消防人足の動員なども城下各町と同様に割り当てられている(津市史)。岩田川河口の右岸部に位置し,東は伊勢湾に面する。江戸前期の津城下は津領新町(弁財町)の南端を町はずれとし,少し南に孤立して八幡町があったが,その間にも次第に人家がたち並ぶようになって当町が成立した。伊藤家文書によると,当町の町立ては貞享2年のことという。戸口は,元禄14年331人,明治5年78戸。寺院は教円寺があり,もと西国武士であったという周法法師が弓之町に道場をたてたのがはじまりで,江戸中期に当町に移された。明治22年津市に所属。世帯数・人口は,昭和28年191・863,同44年335・1,239。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7362469
最終更新日:2009-03-01




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