ケータイ辞書JLogosロゴ 有滝御園(中世)


三重県>伊勢市

 鎌倉期〜室町期に見える御園名。伊勢国度会【わたらい】郡のうち。伊勢神宮領(神宮雑例集)。神税は5斗を6・9・11月に分納(神鳳鈔・外宮神領目録)。「公文抄」に御園内親澄法師得分田畠のことが見えるが,これと同文が安嘉門院分旨請文として「榊葉集」にある(鎌遺14943)。正中2年頃,外宮禰宜度会行文は次男繁行へ当御園内の大沢田1反と林1所を処している(櫟木文書)。室町期には,港として発展していたらしく,文明14年,北畠被官佐々木源三左衛門尉が新警固(水上関)を設置して神宮の抗議にあっており,同年冬には21石の御饌料米が当地で北畠被官治田氏に押しとられる事件も生じている(氏経引付)。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7362619
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ