ケータイ辞書JLogosロゴ 飯倉村(近世)


三重県>北勢町

 江戸期〜明治22年の村名。員弁郡のうち。もとは阿下喜【あげき】村の枝郷で(慶安元年郷帳・元禄郷帳・天保郷帳),のち分村した。桑名藩領。村高は,「慶安元年郷帳」「元禄郷帳」134石余,「天保郷帳」138石余,「旧高旧領」145石余。天明4年の耕地反別は田3町余・畑2町余,小物成は夫金・草代・茶代・御礼銭・渋柿・大豆・麦・稗・畑金・茶延米・助高などがあり,正月の飾物用に裏白2束または徳若1束を納めることになっていた(近藤御代官手控帳)。文政10年の戸数21・人数92,牛13,馬1(桑名御領分郷村案内帳)。神社は八幡宮と山神,寺院は臨済宗永源寺派飯倉山地高寺(明治11年に慈光院と改称)と伊勢国巡礼28番札所の千手観音がある。明治4年安濃津【あのつ】県,同5年三重県に所属。同22年阿下喜村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7362723
最終更新日:2009-03-01




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