ケータイ辞書JLogosロゴ 上野御園(中世)


三重県>明和町

 鎌倉期〜室町期に見える御園名。伊勢国多気郡のうち。斎宮上野御園ともいう。延慶4年閏6月5日の胎灌頂許可印信(安養寺蔵/大日料5-22)に,「大日本国勢州多気郡上野御園安養寺」と見える。ほかに,同年と正和元年と元応元年の7通の印信に御園名が見え,正和元年の印信に「有爾郷安養寺」とあることから,当御園は有爾【うに】郷に属したことがわかる。南北朝期の「神鳳鈔」には度会郡に斎宮上野御園として見え,所属郡に異動があったか。なお,天正11年10月に,織田信雄は斎宮・有爾中村・竹河・当地で,合わせて2,500貫文を大神宮御供料として寄進した(藤波文書/大日料11-5)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7363102
最終更新日:2009-03-01




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