ケータイ辞書JLogosロゴ 大内山郷(中世)


三重県>大内山村

 戦国期に見える郷名。伊勢国度会【わたらい】郡のうち。汲泉寺所蔵の雲板に「永正十年庚酉菊月吉日伊勢国大内山郷森宝山汲泉寺打飯也,願主全梯庵主旦那平家盛大施主覚椿旦那敬白」と彫られている。汲泉寺は大内山但馬守の菩提寺といわれ,戦国期,大内山氏は当郷一帯を支配していたという。しかし,文禄の役で一族は滅亡し,その家臣の七人衆は当地に土着したと伝えられる。当郷の所属郡は基本的には度会郡であるが,「多気郡大内山郷阿曽村」という史料もあり,大内山川を挾んで左岸は多気郡,右岸は度会郡に分かれていたとも考えられる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7363363
最終更新日:2009-03-01




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