奥津郷(中世)
室町期〜戦国期に見える郷名｡伊勢国一志【いちし】郡のうち｡｢満済准后日記｣正長元年7月19日条に,｢小倉宮自去十日国司在所多気ﾉ奥興津卜申所ﾆ御座云々｣と見え,小倉宮聖承が国司北畠満雅を頼って当地にいた｡また,当地念仏寺墓地所在の石造宝篋印塔には,｢大永二年壬子本願聞阿敬白 奥津郷金光院 逆修人数二百□人｣(美杉村史)と見える｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7363602
最終更新日:2009-03-01