ケータイ辞書JLogosロゴ 小原村(近世)


三重県>嬉野町

 江戸期〜明治22年の村名。一志郡のうち。津藩領。村高は,「文禄3年高帳」382石余,「元禄郷帳」379石余,「天保郷帳」583石余,「旧高旧領」432石余。寛延年間の戸数163(ほかに無足人3)・人数815,馬21,牛40(宗国史)。神社に八幡祠,寺院は臨済宗妙心寺派大円山宝徳寺・淵草寺・薬王寺があった。淵草寺と薬王寺は廃寺となる。宝徳寺は近衛・冷泉の霊牌と伝える「宝徳院殿昌月昌光大居士,天文十一年壬寅暦十二月十八日」と刻した位牌を祀り,戦国期に流寓した公卿の開基という。このほか円通寺・滝泉寺・法泉寺・不動院があったとの記録が残るが不詳(三国地誌)。明治4年度会【わたらい】県,同9年三重県に所属。同22年宇気郷【うきさと】村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7363774
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ