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- 小泉御厨(中世)とは
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小泉御厨(中世) 鎌倉期~室町期に見える御厨名美濃国可児【かに】郡のうち伊勢神宮領「吾妻鏡」建久元年4月19日条に内宮役夫工料未済所の1つに「美濃国 小泉御厨」が見え,同書建久3年12月14日条によれば,源頼朝が平家没官領として当御厨などを妹一条能保室に譲与している一方,建久3年8月の伊勢神宮神主請文写には「小泉御厨 二宮 給主左兵衛督家 件御厨建立奉免子細,相尋領家追可注進也」とあり,「神鳳抄」では田数84町余,納貢八丈絹10疋(年未詳豊受大神宮宮司庁所領注進状写では長絹20疋)とあるその後享徳元年の皇大神宮宮司庁宣請文写にも「小泉 一貫文」と見える(神宮文庫所蔵文書)比定地や荘域は未詳だが,嘉禎4年7月22日付の春日社領可児郡中村郷に関する官宣旨に,同郷の東境を「東限小泉御厨可児大寺(願興寺)西之小路」としており(御嵩町春日神社文書),可児郡御嵩【みたけ】町の東部,可児川上流域と推定されるなお,付近には小泉荘が存在した |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」