ケータイ辞書JLogosロゴ 五ケ所町(近代)


三重県>南勢町

 昭和15〜30年の度会郡の自治体名。村制時の大字を継承して5大字を編成。第2次大戦に入り真珠事業没落のあと,昭和16年規格木造船建造の三井造船所が五ケ所浦野添に設けられ,そのため銃撃や爆弾投下もあった。同19年の南海地震津波では五ケ所浦前田の海岸堤防が全面流失し大被害を受けた。その後,地盤沈下などで台風ごとに高潮の被害をうけ,同28年の13号台風は特に甚大であった。昭和23年頃よりミカン栽培・真珠養殖にあたる者が増加し,ミカンは佳味で「五ケ所ミカン」の名で知られる。三井造船のあとは五ケ所造船・西井造船と継承。新制中学校は神原村の泉・神津佐【こんさ】・下津浦・木谷と組合立で船越に設立し,定時制五ケ所高校(のち全日制となり県立となる)を町立として船越に設立。昭和30年南勢町の一部となり,当町の5大字は南勢町の大字に継承。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7364756
最終更新日:2009-03-01




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