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- 桜御園(中世)とは
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![]() | 桜御園(中世) 鎌倉期~室町期に見える御園名伊勢国度会【わたらい】郡のうち建久3年の成立という「皇太神宮年中行事」に初見当御園は桜宮の酒肴を勤仕しており,御園名の由来は桜宮の神役を奉仕するところからつけられたと考えられる下って弘安元年,同3年の売券には「箕曲郷桜御薗」と見え,箕曲郷に所属していたことが知られる(光明寺古文書/日本塩業大系)南北朝期成立の「神鳳鈔」にも当御園は見えるが,室町期の応永16年10月10日の度会康宗連署畠地売券には「粟中嶋内桜御園」とあり,粟中島内の地名として見えるさらに永享6年~文明18年の間の内宮の神事を記録した荒木田氏経の「氏経神事記」にもしばしば,当御園の名が見え,桜宮の祭礼の酒肴を勤仕しているが,文安5年以降は無沙汰の状態になっている現在の御薗村王中島のうちに比定される |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」