杉平村(近世)
江戸期〜明治22年の村名。伊勢国一志【いちし】郡のうち。津藩領。村高は,「元禄郷帳」74石余,「天保郷帳」109石余,「旧高旧領」105石余。寛延年間の家数30・人数125,馬2,牛7(宗国史)。産物は炭・薪(勢国見聞集)。三多気【みたけ】村と祭礼を同じくし,精進祭(権現祭)という。当村の中野家は権現茶屋と呼ばれるが,その由来は室町期に伊勢国司が蔵王権現参詣時に立ち寄ったためとも,徳川家康が立ち寄ったためとも言い伝えられる。寺は栄昌寺(宗国史)。明治4年度会【わたらい】県,同9年三重県に所属。同13年の戸口は30戸・150人。同22年伊勢地村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7365553
最終更新日:2009-03-01