ケータイ辞書JLogosロゴ 引本町(近代)


三重県>海山町

 明治32年〜昭和29年の北牟婁郡の自治体名。村制時の大字を継承して3大字を編成。大正元年の戸数636・人口5,172。同5年北牟婁電気会社により初めて電灯がつく。同15年の世帯数709・人口3,916。また同年の引本港の移出高は46万円余で木材が半分を占め,そのほかに魚・木炭などがある。移入高は69万円余で,米・酒が大半を占める。当地は水が乏しく,たびたび火災に見舞われている。明治35年吉祥寺本堂焼失,同43年上の山火災で22戸,昭和5年宮町火災で29戸,同7年北町火災で21戸,同22年の大火では150戸が炎上して大きな打撃を受けた。また水害も多く,昭和19年高波で漁船40隻が破損,同年の東南海地震津波では壊流失63戸,死者4人の被害を受けた。同25年の世帯数1,013・人口4,852,面積11.43km[sup]2[/sup]。同29年海山【みやま】町の一部となり,当町の3大字は海山町の大字に継承。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7367243
最終更新日:2009-03-01




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