三瀬谷(中世)
戦国期に見える地名｡伊勢国多気郡のうち｡｢舟木氏系図｣には,｢頼尚応父命,越熊野赴勢州多芸郡三瀬谷……所居三方帯大河要害之地也｡昔平家之余衆来此居之,延文中頼尚攻而取之｣と見える｡また,貞治2年に頼尚が一志【いちし】郡堀内へ移ったのち,｢其旧跡給譜代之家人并入百姓今為一邑,号舟木村,因此三瀬谷舟木百姓等納貢米于堀内矣｣とある｡なお,当地には,天正4年に謀殺された北畠具教の三瀬館跡がある｡江戸期の下三瀬･上三瀬村周辺｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7367816
最終更新日:2009-03-01