ケータイ辞書JLogosロゴ 安吉郷(古代〜中世)


滋賀県>近江八幡市

平安期から見える郷名蒲生【がもう】郡のうち安吉郷は鏡山と安吉山との間の平野で,承平2年の「源昇家領近江国土田荘田地注文」に「安吉郷字土田庄」とあり(平遺239),また宝治2年の田券に安吉郷,弘安6年の「蒲生文書」には安吉保とある貞和2年の「須恵八幡神社文書」には「あきのがう」とある「橋本左右神社文書」の延文2年の売券に「あきのかふの内十三条九里廿七坪」,観応3年の売券に「安吉郷十二条十里丗七坪」,永享2年の売券に「安吉郷十一条七里廿七坪」とあるから,安吉郷は10条から13条,9里から11里にかけての地域であると推定される「和名抄」に見え,元暦元年「注進風土記」にも近江の名所としてあげられている(山槐記)この安吉郷の荘園化したものが安吉保・安吉荘と称されたと思われるが,中世の売券類は安吉郷の名を残している現行の蒲生郡竜王町の大部分と近江八幡市倉橋部・上畑・東川を含む地域
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7368513
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ