ケータイ辞書JLogosロゴ 小幡郷(古代)


滋賀県>五個荘町

 平安期から見える郷名。神崎郡のうち。「和名抄」に見える神崎郡7郷の1つ。応永年間,小幡郷民は日吉大宮神人として商業圏を蒲生【がもう】郡得珍【とくちんの】保商人と争っており,その際,小幡郷商人は庄田【しようでん】・中村・井のう田の3郷の商人から構成されていることがわかる。小幡商人の商種は呉服・塩・魚・米であり,伊勢越商業では得珍保・沓掛【くつかけ】・石塔寺【いしとうじ】とともに四本商人と称されたが,事実上は得珍保に独占されている(今堀日吉神社文書)。永享4年の「足利義教御内書案」には,神崎郡小幡郷内閣村・種村【たねむら】の2村の名がある。この2村がどこに該当するか不明であるが,現在の五個荘町小幡を中心とする地域にあることは確実である。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7369477
最終更新日:2009-03-01




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